お殿様、外交官になる 明治政府のサプライズ人事
内容紹介
「明治150年特別企画」
こんな歴史があったなんて……教科書には書かれていない日本外交史
明治政府は、藩主出身者、いわば「元お殿様」を公使として
イタリア、フランスなどの外国へ派遣していた。
彼らは外交のプロではない。
現地語は話せないし、なかには洋行の経験がまったくない人もいた。
ちゃんと務まったのか?
とはいえ、「お殿様→公使」の転身を認められただけあって、
夜会、晩餐会、国王との謁(えっ)見(けん)をこなし、
社交では夫以上に活躍する公使夫人もいた。
また、ある公使は赴任先に妾を同伴するなど、エピソードには事欠かない。
日本の“国際デビュー”顚末記。
データ取得日:2024/04/13