増補改訂 帝国陸軍機甲部隊

増補改訂 帝国陸軍機甲部隊

著者
加登川 幸太郎 [著]
出版社
筑摩書房
ジャンル
社会科学/政治-含む国防軍事
ISBN
9784480511690
発売日
2023/03/13
価格
1,760円(税込)

内容紹介

第一次世界大戦で登場した近代戦車。本書はその導入から終焉を通して、世界に後れをとった日本帝国陸軍の道程を、詳細史料と図版で追う。

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機甲部隊こと機械化装甲部隊。第一次世界大戦中に登場し、近代軍備の要のひとつとなった新兵器・戦車は、どのように日本帝国陸軍に導入されていったのか。「軍の機械化」に邁進する列強各国の後塵を拝した日本陸軍は、ヴィジョンを欠いて迷走を重ねた結果、機甲部隊も、惨烈な第二次世界大戦にあって真価を発せぬまま敗退へと向かう。本書は、戦車学校の教官もつとめた著者の実感溢れる主著であり、歴代戦車の写真・図面・年表他、豊富な資料を完備した類なき必読書である。1971年刊行の増補改訂版を底本に、初版から割愛された図版も再録した完全決定版。 解説 大木毅。

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軍の機械化に遅れた日本の辿った道は――
戦車で読む日本陸軍史

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【目次】
第一章 マレー電撃戦、機甲兵突進す
第二章 第一次大戦、戦車の出現
第三章 平和の風が吹いて
第四章 戦車隊の誕生
第五章 国産戦車の開発
第六章 停滞混迷
第七章 大陸を征く
第八章 独立混成第一旅団
第九章 主力戦車をどうする
第十章 混迷つづく軍機械化
第十一章 機甲大国ソ連
第十二章 支那事変
第十三章 誤った結論
第十四章 ノモンハン
第十五章 ドイツ装甲旋風
第十六章 機甲兵生まる
第十七章 大東亜戦争
第十八章 遅れた開発、行き詰まる生産
第十九章 機甲部隊奮戦す
第二十章 日本機甲部隊の終焉
 
文庫版解説 参謀―ジャーナリスト―歴史家 加登川幸太郎の真骨頂 大木毅

データ取得日:2024/04/21  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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