日本の夜の公共圏

スナック研究序説

日本の夜の公共圏

著者
谷口 功一 [編集]/スナック研究会 [編集]
出版社
白水社
ジャンル
社会科学/社会科学総記
ISBN
9784560095478
発売日
2017/06/23
価格
2,090円(税込)

内容紹介

二次会で失敗する前に確認すべき近代日本の「社交」のかたち
 サントリー文化財団が奇妙な団体に助成金を出したと話題になっている。その名も「スナック研究会」。研究題目は「日本の夜の公共圏――郊外化と人口縮減の中の社交のゆくえ」という。
 スナ研のHPによると、「日本に十万軒以上もあると言われる「スナック」について、学術的な研究がまったく存在しないことに憤り」を感じて決起したという。目指す到達点は以下になる。
 〈スナックは、全国津々浦々どこにでもあるが、その起源・成り立ちから現状に至るまで、およそ「研究の対象」とされたことは、いまだかつて、ただの一度もない。本研究では、社会的にはおよそ真面目な検討の対象とはされて来なかった、このスナックという「夜の公共圏」・「やわらかい公共圏」に光を当てることで、日本社会の「郊外/共同体」と「社交」のあり方を逆照射することを目指すものである。〉
 調べた結果は仰天するものばかり。人工衛星による夜間平均光量データまで駆使して出てきた統計結果にメンバーも困惑するしかない……

データ取得日:2024/04/21  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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