静かなる炎

内容紹介

鉤十字（かぎじゆうじ）の亡霊、劣情（れつじよう）の炎との訣別（けつべつ）。▼１９３２年ベルリン、１９５０年ブエノス・アイレス――。二つの少女惨殺事件が、男に過去との対峙（たいじ）を迫る！▼一九五〇年、ブエノス・アイレス。ファシズムに心酔する大統領が、元ナチを大量に受け容れていた祖国を追われた元ベルリン警察のベルニー・グンターも、この地に辿り着いていた。グンターは地元警察から、相次ぐ少女惨殺事件の捜査を依頼される。なぜなら、その手口が十八年前ベルリンで彼が担当し、未解決に終わった殺人事件と酷似（こくじ）していたからだ。やむなく引き受けたグンターは、地元警察も予想していなかった真相を突きとめるが……。▼英国推理作家協会賞受賞、エドガー賞候補の巨星が描く重厚感溢れるハードボイルド・ミステリ。▼解説：三橋曉

データ取得日：2024/04/17　 書籍情報：ＪＰＯ出版情報登録センター
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