「都市の正義」が地方を壊す

地方創生の隘路を抜けて

「都市の正義」が地方を壊す

著者
山下祐介 [著]
出版社
PHP研究所
ISBN
9784569840888
発売日
2018/06/19
価格
1,012円(税込)

内容紹介

地方を救うため、まず最初に行なうべきは、地方に仕事をつくること。「地方創生」はこの方針を掲げさまざまな取り組みを行っているが、地方にはすでに仕事がある。しかもそれは第一次産業や建設業など、日本人の日々の暮らしに必要不可欠のものだ。問題はそうした仕事の「職業威信」が低いことである。田舎の仕事は威信が低く、都会の仕事は威信が高い。そうした価値観は、いかにして醸成されてきたのか。さらに「選択と集中」「競争と淘汰」など、止むを得ないと見なされる「都市の正義」がはらむ罠を、地域社会学者が鋭く指摘する。

データ取得日:2024/04/15