刑法と戦争――戦時治安法制のつくり方

刑法と戦争――戦時治安法制のつくり方

著者
内田博文 [著]
出版社
みすず書房
ジャンル
社会科学/法律
ISBN
9784622079576
発売日
2015/12/11
価格
5,060円(税込)

内容紹介

今は昭和3年に似ている。満州事変の3年前、議会制の下で治安維持法が改正され、以後、普通の人々にも猛威をふるった。日本は戦争へと突き進んだが、この時点では引き返す選択もあった。本書は、刑法学者が歴史を分析し、法の概念を解説し、平成版・戦時体制を読み解く。戦時体制をつくるためには戦時治安法・秘密保護法・国家総動員法・軍機法制等が必要であり、第二次世界大戦での非人間的な行為の多くも、法令の下で行われていた。「量の民主主義」(多数決)のもたらす「悪法」といかに闘うか。「質の民主主義」をどう立ち上げるのか。今なら引き返せる希望と共に。

データ取得日:2024/04/22  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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