越境する歴史学と世界文学

越境する歴史学と世界文学

著者
坪井 秀人 [編集]/瀧井 一博 [編集]/白石 恵理 [編集]/小田 龍哉 [編集]
出版社
臨川書店
ジャンル
歴史・地理/歴史総記
ISBN
9784653043881
発売日
2020/03/27
価格
3,960円(税込)

内容紹介

私たちは境界線を押し広げ、越境し続けなければならない
(テッサ・モーリス-スズキ 特別寄稿)

移民、交易、翻訳、植民地文学、文化接触――新しい「世界」の捉え方を探究する
「国際日本研究」コンソーシアムの記録

■目 次

序論 グローバル・ヒストリーと世界文学そして日本語文学・・・・・坪井秀人

第Ⅰ部 越境する人文学と日本研究
特別寄稿 移りゆく日本研究の境界(フロンティア)・・・・・テッサ・モーリス-スズキ

第Ⅱ部 グローバル・ヒストリーの挑戦
アジアからグローバルヒストリーを問い直す・・・・・秋田 茂
グローバル・ヒストリーとアジア史と漢語概念・・・・・岡本隆司
バチカンと国際機関――グローバル・ヒストリーとしての宗教と国際政治の考察・・・・・松本佐保
学問と予言――『文明の衝突』の中国予測は当たったのか?・・・・・麻田雅文
グローバル・ヒストリーと文学――より豊かなグローバル・ヒストリーを描くために・・・・・小林ハッサル柔子
(コラム) グローバル・ヒストリーと「世界文学」の対話に寄せて・・・・・瀧井一博
(コラム) 「世界」の〈中心〉から遠く離れて――グローバル・ヒストリーと世界文学に寄せて・・・・・伊東貴之

第Ⅲ部 「世界文学」とは何か
世界文学は何語で書かれるか?・・・・・西 成彦
翻訳における時差――「世界文学」と「時間」・・・・・阿部賢一
世界文学としての堀田善衞――『橋上幻像』における歴史とトラウマ・・・・・飯島 洋
原語で読むか、翻訳で読むか――「世界文学」論と読む言語の選択・・・・・河野至恩
「〈世界性〉の東洋的還元とその日本化」をめぐって・・・・・鈴木規夫
ユネスコによる日本文学代表作品翻訳計画――その成果と課題・・・・・塩野加織
(コラム) 希望の「世界文学」論を求めて・・・・・ゴウランガ・チャラン・プラダン
(コラム) 日本文学の翻訳者と文学の変容・・・・・グエン・ヴー・クイン・ニュー

附録 「国際日本研究」コンソーシアムについて

あとがき・・・・・小田龍哉

データ取得日:2024/04/24  書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます