サーベル警視庁

サーベル警視庁

著者
今野敏 [著]
出版社
角川春樹事務所
ISBN
9784758412988
発売日
2016/12/31
価格
1,760円(税込)

内容紹介

明治38年7月。国民たちは日露戦争の行方を見守っていた。そんなある日、警視庁第一部第一課の岡崎孝夫巡査が、警察署から上がってきた書類をまとめていると壁の電話のベルが鳴った。不忍池に死体が浮かんでいるという。鳥居部長、葦名警部とともに現場へ向った。私立探偵・西小路臨三郎もどこからともなく現れ捜査に加わることに――。殺された帝国大学講師・高島は急進派で日本古来の文化の排斥論者だという……。そして、間もなく陸軍大佐・本庄も高島と同じく、鋭い刃物で一突きに殺されているとの知らせが――。元新撰組三番隊組長で警視庁にも在籍していた斎藤一改め、藤田五郎も加わり捜査を進めていくが、事件の背景に陸軍省におけるドイツ派とフランス派の対立が見え始め――。今野敏が初めて挑んだ、明治時代を舞台に描く傑作警察小説の登場!

データ取得日:2024/04/17