飛燕の簪 神田職人えにし譚
内容紹介
財布や煙草入れなど、身につける小物に刺繡と金銀の箔をあわせて模様を入れる、縫箔師の咲。
両親を亡くし、弟妹の親代わりとなって一生懸命に腕を磨いてきた。
ある日立ち寄った日本橋の小間物屋で、咲はきれいな飛燕の簪に魅了される。
気になって再び店を訪れると、その簪を手掛けたという錺師の修次と出会った。
しかし二人が話している隙に、双子の子供が簪を奪って逃げてしまい……。
咲が施す刺繡が人々の縁をやさしく紡ぎます──江戸のお仕事人情小説、装いを新たにシリーズ開幕!
データ取得日:2024/04/22
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます