悲しき歌姫(ディーヴァ)

藤圭子と宇多田ヒカルの宿痾

悲しき歌姫(ディーヴァ)

著者
大下英治 [著]
出版社
イースト・プレス
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784781611105
発売日
2013/10/30
価格
1,650円(税込)

内容紹介

作家の五木寛之は、藤圭子の演歌を「<艶歌>でも、<援歌>でもなく、正真正銘の<怨歌>である」と評した。藤圭子は、人生の辛酸を嘗めた作詞家・石坂まさをが書いた「圭子の夢は夜ひらく」にあるように、「十五、十六、十七と 私の人生暗かった」と歌い上げた。 1970年代、若者たちは失意に満ちていた。学園紛争から安保闘争へ連なる革命に敗北していた。外に向けられたエネルギーは萎み、あてどない気分に揺れていた。 戦後日本の高度成長の陰で、人々は急激な明るい変貌ぶりに不安と迷いを覚えた。 藤圭子もまた、デビュー前に、人知れ

データ取得日:2024/04/21  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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