震災メメントモリ
第二の津波に抗して
内容紹介
震災関連死を防ぐ心の防潮堤
昨年、小社刊『3・11 慟哭の記録』 は「震災の膨大な関連書の中でも傑出している」(東京新聞文化部長・加古氏評)と出版梓会新聞社学芸文化賞を受賞しました。その編者が被災地を歩いてまとめ上げた渾身の震災エスノグラフィをお届けします。メメントモリとは「死を想え」という古の教え。震災のために生を中断せざるをえなかった人々の無念を想い鎮魂の祈りをこめてつけた書名です。震災遺族の心を解き明かした「痛みを温存する記録筆記法」、父親を津波で亡くした女性の手記「震災おぼえがき」をはじめ、いまなおどん底の被災地に寄り添い、復興の真の問題を訴えます。震災3年を機に災害知の集積する先進地東北に学ぶよう、真摯に問いかける著者にメディアも注目!(「被災地 心の防潮堤」東京新聞3月10日夕刊、「もうひとつの防潮堤」『潮』3月号など)。
データ取得日:2024/03/28 書籍情報:openBD