科学は「ツキ」を証明できるか
「ホットハンド」をめぐる大論争
内容紹介
ホットハンド=「ツキが続く」絶好調な状態
バスケットボールで連続でシュートが決まることに由来する「ホットハンド」は、
科学・芸術・金融・ギャンブルなど、さまざまな分野で信じられてきた。
だが、1985年の研究で認知バイアスの第一人者たちが存在を否定したことにより、
長年にわたる大論争へと発展することになる。
「ホットハンド」は実在するのか、ただのバイアスなのか?
心理学・統計学・経済学の見地から、それまでの常識を覆す「ツキ」の正体を、
豊富なエピソードとともに解き明かす。
『ファスト&スロー』の著者ダニエル・カーネマンも驚愕したバイアスの真実。
「私自身もかつて『ホットハンド』を二つの立場で経験してきた。
自分が『波に乗っている』とき、そして『波に乗っている』相手と対峙したときだ。
選手生活に『ホットハンド』が果たした役割について色々なところで書いてきた私にとっても、
著者ベン・コーエンの調査は独創的で、脱帽するほかない。
成功の秘訣に関心のある人には必読の好著だ」
――アンドレ・アガシ(男子テニス ゴールデンスラム覇者)
データ取得日:2024/04/15
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