真宗と現代葬儀
「葬儀」と「死」のゆくえ
内容紹介
「家」の崩壊により「先祖は死んだ」。
商品化し消費される葬儀。消滅する儀礼。ホトケですらない死者。消費者である遺族の要求に従って変化する現代葬儀に、真宗はどう対応するのか。
真宗民俗から葬儀と死のゆくえを問う。
【目次】
Ⅰ 真宗と現代葬儀の課題
はじめに――問題提起
現代葬儀の研究状況
葬儀の変化
死者・先祖観と儀礼システムの崩壊
真宗儀礼の教学的根拠――「儀礼」と「死者」の課題
葬儀をどうするか
おわりに
Ⅱ 真宗民俗から現代葬儀を問う
仏教民俗としての葬送墓制研究
儀礼の崩壊
世俗化と無縁化
Ⅲ 死をいかに見つめるか
民俗と真宗の死生観
「白骨」――無常を生きる
Ⅳ 「葬儀」と「死」のゆくえ
どこへゆく、「葬儀」と「死」
コロナ禍と真宗の葬儀
あとがき
データ取得日:2024/04/12
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