臆病な詩人、街へ出る。

臆病な詩人、街へ出る。

著者
文月悠光 [著]
出版社
リットーミュージック社
ISBN
9784845631797
発売日
2018/02/16
価格
1,760円(税込)

内容紹介

翻訳家・岸本佐知子推薦! web連載で話題沸騰の若手女性詩人によるエッセイ、ついに書籍化。

「早熟」「天才」と騒がれた女子高生は、今やどこにもいない。残されたのは、臆病で夢見がちな冴えない女――。「ないない」尽くしの私は、現実に向き合うことができるのか?

18歳で中原中也賞を受賞した著者が、JK詩人からの脱却を図った体当たりエッセイ集。連載時、話題を呼んだ「私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?」を始め、初詣から近所の八百屋、海外からストリップ劇場まで、詩人の気の向くままに「街へ出る」体験記です。web連載に書き下ろしエッセイを2篇追加した決定版になります。

岸本佐知子・推薦の言葉
「これはコントローラーのないRPG。冒険の最後に詩人が見つける宝石みたいな言葉は、私たちの胸も明るく照らす。」

●目次
まえがき――憧れと怖れの街へ
JK詩人はもういない
失敗だらけの初詣
お祓いと地獄の新年会
八百屋で試される勇気
ガラスの靴を探して
恋愛音痴の受難〈前篇〉
恋愛音痴の受難〈後篇〉
鏡の向こうにストレートを一発
私は詩人じゃなかったら「娼婦」になっていたのか?
フィンランドで愛のムチ〈前篇〉
フィンランドで愛のムチ〈後篇〉
TSUTAYAと私の「永遠」
私って必要ですか?——『ニッポンのジレンマ』出演のジレンマ〈前篇〉
あなたの言葉に立ち止まる——『ニッポンのジレンマ』出演のジレンマ〈後篇〉
雨宮まみさんの遺したもの〈前篇〉
雨宮まみさんの遺したもの〈後篇〉
秘密のギター教室
ストリップ劇場で見上げた裸の「お姉さん」
臆病な詩人がアイドルオーディションに出てみたら〈前篇〉
臆病な詩人がアイドルオーディションに出てみたら〈後篇〉
テレビに映る残念な私が教えてくれること
恋人と別れたあの日から〈前篇〉
恋人と別れたあの日から〈後篇〉
臆病な詩人、本屋で働く。〈前篇〉
臆病な詩人、本屋で働く。〈後篇〉
あとがき――臆病と勇敢

データ取得日:2024/04/18