原敬と陸羯南
明治青年の思想形成と日本ナショナリズム
内容紹介
南部藩の家老の家に生まれた原敬と、津軽藩の下士の家で育った陸羯南。明治九年、同じ司法省法学校第二期生として出会った二人の若者は、それぞれの道を歩み、かたや政党政治家として内閣総理大臣へ、かたや日本新聞社社長兼主筆の国民主義者へと、その立場を変えていく。
両者に共通する、そして相反する思想形成の過程を詳細に追い、徹底した史料読解と鋭敏な解釈から、明治中期以降に確立する日本ナショナリズムの基礎構造についての新たな理解を試みる。
データ取得日:2024/04/24
書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます