三島由紀夫と橋川文三

三島由紀夫と橋川文三

著者
宮嶋 繁明 [著]
出版社
弦書房
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784863290587
発売日
2011/04/16
価格
2,420円(税込)

内容紹介

絶版となっていた話題書の新装版。
橋川は「戦前」の自己を「罪」とみなし、三島は「戦後」の我が人生を「罪」と処断した。「葉隠」から「死の哲学」とは対極の「生の哲学」を読み取っていた三島(1925−70)。その三島と「葉隠」との関わりを最も深い次元で考察していた橋川(1922−83)。ふたりの作家は戦後をどのように生きねばならなかったのか。敗戦を境界として三島は「前に進み」橋川は「引き返した」。この一見正反対にみえる生き方を、彼らの思想と文学を読み解きながら、写真のポジとネガのように逆転していたと解釈した力作評論。

データ取得日:2024/04/23  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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