唐十郎のせりふ
二〇〇〇年代戯曲をひらく
内容紹介
市井の労働者が抱く孤独な妄想とフェティシズム。それはやがて言葉の坩堝となり、劇的想像力を呼び起こす……。日本を代表する劇作家・唐十郎。その後期作品はプロレタリア文学と幻想文学を止揚し、21世紀芸術の鉱脈を掘り当てたが、しばしば「難解」と評されてきた。長年その公演を観続けてきた小熊賞詩人が今、「文学探偵」となり、迷宮構造を鋭く解き明かす。
データ取得日:2024/04/22
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