ハートの図像学
共鳴する美術、音楽、文学
内容紹介
「心臓」にして「心」でもある
「ハート」とはいったい何のシンボルなのか?
ヨーロッパ文化を通して哲学・医学・宗教・芸術・文学の歴史が織りなす
変幻自在なハートの謎に多彩な図像とともに迫る。
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【目次】
◉はじめに(須藤温子)
第 一 部
ハートの文化史——哲学・医学・美術・文学(須藤 温子)
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【コラム】ハートの伝説いろいろ(須藤 温子)
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第 二 部
ハートの諸相
◉中世フランスの文学テーマ「愛の嘆き」とハートの形象化
(徳井 淑子)
◉ハートのエンブレム—ペトラルカからヘフテンへ
(伊藤 博明)
◉ウィザーの燃える心臓と祭壇—一七世紀イギリスのエンブレムの事例
(植月 惠一郎)
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インテルメッツォ
◉歌と「クオーレ」 (斉田 正子)
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◉人魚の魂・男の心臓—『ウンディーネ』、『人魚姫』、『漁師とその魂』
(須藤 温子)
◉聖心イメージとハプスブルクの聖人たち—金羊毛騎士団を手がかりに
(蜷川 順子)
◉小道具、大道具、そして役者としてのハート—西洋一五世紀後半〜一七世紀前半の視覚上の作例を中心に
(木村 三郎)
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【コラム】《心臓に毛の生えた》発表—若桑みどりさんの思い出
(木村 三郎)
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◉あとがき (須藤 温子)
◉編集後記 (木村 三郎)
人名索引
データ取得日:2024/10/09
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