さらば愛と憎しみのアメリカ 真珠湾攻撃からトランプ大統領まで
内容紹介
歴戦のジャーナリスト×アメリカ学の巨人! 真珠湾攻撃からトランプ大統領の現在まで、田原総一朗と越智道雄、老賢者ふたりが語り合う。80年超の“日米愛憎史”!
トランプ政権の発足、北朝鮮のミサイル発射、シリア空爆、憲法「改正」……。戦争が対岸の火事でなくなる。そんな切迫した状況にあるとも言われる世界を、サバイヴしてゆくために。敵国、占領国から同盟国へ。日本とアメリカの関係が劇的に変化してゆく時代を生きてきた、ジャーナリストの田原総一朗とアメリカ学者の越智道雄。太平洋戦争、米ソ冷戦、朝鮮戦争、そしてアフガンとふたつのイラク戦争……ふたりの対話によって日本とアメリカを、歴史的な視野から見直します。時代の証言に耳を傾けて、“世界のいま”を再発見しましょう。
■解説
私たち戦後世代の端っこ同士は、共に新しい世界秩序のとば口に立っている 三浦瑠麗(国際政治学者)
■推薦コメント
アメリカの裏の裏まで私に教えてくれた師匠は越智先生です。 町山智浩(映画評論家)
日米関係は“愛と憎しみの果て”に生まれた。トランプ大統領より年長の、真珠湾からアメリカを体験してきた長老ふたりによるいまこそ必聴の「授業(スピードラーニング)」! 水道橋博士(芸人)
■目次
はじめに
第1章 「敵国」アメリカ
はじまりの真珠湾/少年たちの知恵/戦後民主主義の洗礼/政治の季節/ソ連への幻滅
第2章 ドナルド・トランプの大統領選
アメリカのいま/ヒラリーのマッチョイズム/黒人たちの大北上/アンチ・エスタブリッシュメントとポピュリズム/世界の警察をやめる?
第3章 冷戦のはじまりとおわり
トルーマン、アチソン、マッカーサー/ジョセフ・マッカーシーと反共ヒステリー/レーガンとサッチャーのニューリベラリズム/雪解けへ
第4章 アメリカの戦争
国連軍の戦争/政治家の血統/ビル・クリントンの三角測量/ブッシュ・ジュニアの「宗教戦争」/ブッシュ・ジュニアとフセイン/イラク占領と『菊と刀』/関東軍の暴走と日米開戦
第5章 ベトナムの泥沼
ベトナム戦争と公民権運動/ジャングルと月面
第6章 戦争とメディア
ベトナム戦争とテレビジョン/黒人大統領下の人種差別/政治とメディア/茶会派(ティーパーティー)とトランプ/ジャーナリズムの役割/アメリカの悲鳴/それでもアメリカは偉大だ
解説 私たち戦後世代の端っこ同士は、共に新しい世界秩序のとば口に立っている 三浦瑠麗(国際政治学者)
データ取得日:2024/04/16