煉獄と地獄

ヨーロッパ中世文学と一般信徒の死生観

煉獄と地獄

著者
松田隆美 [著]
出版社
ぷねうま舎
ジャンル
哲学・宗教・心理学/宗教
ISBN
9784906791743
発売日
2017/10/25
価格
3,520円(税込)

内容紹介

煉獄と地獄の図絵、99点収録。聖職者・知識階級ではなく、中世ヨーロッパの一般大衆は死と死後の世界をどのようにイメージしていたのだろうか。
 13〜16世紀、黒死病(ペスト)の惨劇をくぐった中世は、死後世界をめぐってさまざまな表象と物語を生み、やがては煉獄の誕生をみる。往生術、死後世界探訪譚、死の舞踏という死の文学のモチーフにおいて煉獄が果たした役割とは何だったのか。
 説教、教化文学、壁画、ステンドグラス、時禱書、装飾写本などを図像とともに広く渉猟し、人々の心性に浸透してその死生観の根となった要素を掘り起こす。

データ取得日:2024/04/20  書籍情報:JPO出版情報登録センター
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