詩を読みたくなる日

詩を読みたくなる日

著者
谷郁雄 [著]
出版社
ポエムピース
ISBN
9784908827716
発売日
2021/07/29
価格
1,540円(税込)

内容紹介

“小さな希望について書かれた40篇の日々のポエム”
ホンマタカシ、青山裕企、リリー・フランキー、尾崎世界観、吉本ばななとのコラボ詩集で注目された詩人・谷郁雄の新詩集。

本書には、コロナ禍の日々に書かれた40篇の詩が収録されています。
谷郁雄にとっての詩作は、過ぎていく日々の中に「小さな希望」を見つけ出していく行為。
その詩は、「老い」や「死」という重いテーマを扱っていたとしても、どこかユーモラスで、読む者を笑顔にしてくれます。

たとえば、「裏返しに穿いたパンツ」「トイレットペーパーで涙をぬぐう」「ぼくを操作する妻のリモコン」「UFOの正体」「おつかいで頼まれないどら焼きを買う」「人間を一匹二匹と数える」「電子レンジで凍えた心をチンする」「広岡さんのパンツを脱がせた青春の一コマ」「妻がこぶしの穴に指を入れてくる」「やさしかった従妹のふみちゃん」「お金に恵まれない友達のムロケン」「ヒフ科の盛田先生」「クリスマスツリーの中に隠れていた小さなフクロウ」「妻への感謝の言葉」「ジャイアント馬場さんの大きなおしり」「女子高生からの手紙」などなど、どの詩も、詩人の日々の生活に深く根差した、やさしく飾りのない言葉で綴られています。

データ取得日:2024/04/19