『宗教と震災 阪神・淡路、東日本のそれから』三木英著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

立志・苦学・出世 受験生の社会史

『立志・苦学・出世 受験生の社会史』

著者
竹内 洋 [著]
出版社
講談社
ジャンル
歴史・地理/日本歴史
ISBN
9784062923187
発売日
2015/09/11
価格
880円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『宗教と震災 阪神・淡路、東日本のそれから』三木英著

[レビュアー] 産経新聞社

 不慮の災いで傷ついた人と社会のために、宗教はどう貢献できるのか-。阪神・淡路大震災を体験した宗教社会学者が、被災地で続けているフィールドワークから見えてきたことを書き記している。宗教団体や宗教者の活動だけでなく、地域の民衆的儀礼や相互扶助など非自覚的な宗教性にまで目を配り、さまざまな具体例をもとに論考を深めていく。阪神・淡路の「当時」と「いま」を検証することで、東日本大震災の被災地で、あるいは今後の厄災の現場で「これから」何が起きるのかを想像させてくれる。私たちの宗教は〈次段階へと進化してゆく可能性を持つ〉。(森話社・2600円+税)

産経新聞
2015年11月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク