『クリントン・キャッシュ』ピーター・シュヴァイツァー著

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

『クリントン・キャッシュ』ピーター・シュヴァイツァー著

[レビュアー] 産経新聞社

 「外国政府と企業がクリントン夫妻を『大金持ち』にした手法と理由」という副題が内容を明快に示している。女性初の米国大統領になるかどうかが注目されるヒラリー・クリントン前国務長官(民主党)だが、本書はクリントン一家が管理する慈善団体「クリントン財団」に海外の政府や企業が多額の献金を行ってきたことを調査して報告している。アメリカでは海外の利益団体は政治献金ができないが、財団への寄付は可能。便宜供与はあったのか-。共和党関係者が監修者。選挙期間中にこういう本が刊行されることも含めて注目される。(LUFTメディアコミュニケーション・1800円+税)

産経新聞
2016年3月6日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク