ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「切に生きるということ」【書店員レビュー】

レビュー

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15歳の寺子屋 道しるべ

『15歳の寺子屋 道しるべ』

著者
瀬戸内 寂聴 [著]
出版社
講談社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784062171960
発売日
2012/06/12
価格
1,100円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「切に生きるということ」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

「15歳の寺子屋」シリーズ。人生の大先輩方が自らの半生を振り返りつつ「15歳の頃の自分に語りかける」かのように若い世代に贈るメッセージ集。この巻の講師は瀬戸内寂聴先生。人生は一回限り。挑戦し続けること、常識を疑うこと、想像する事は他者を思いやること、思いやりとは愛であること、見返りを求めずに愛すること。そして、切に生きること…を説きます。中高生向けの内容ではありますが、大人が読んでもたくさんの気付きを得られるでしょう。本は「何を読むか」も大事ですけど「いかに読むか」も大事ですよね。新たな気付きや学びを得て感動する…それは年齢関係なくできる事ですから。15歳の寺子屋シリーズ。あらゆる世代の方にお薦めします。

トーハン e-hon
2016年2月26日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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