『15歳の寺子屋 道しるべ』
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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「切に生きるということ」【書店員レビュー】
[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)
「15歳の寺子屋」シリーズ。人生の大先輩方が自らの半生を振り返りつつ「15歳の頃の自分に語りかける」かのように若い世代に贈るメッセージ集。この巻の講師は瀬戸内寂聴先生。人生は一回限り。挑戦し続けること、常識を疑うこと、想像する事は他者を思いやること、思いやりとは愛であること、見返りを求めずに愛すること。そして、切に生きること…を説きます。中高生向けの内容ではありますが、大人が読んでもたくさんの気付きを得られるでしょう。本は「何を読むか」も大事ですけど「いかに読むか」も大事ですよね。新たな気付きや学びを得て感動する…それは年齢関係なくできる事ですから。15歳の寺子屋シリーズ。あらゆる世代の方にお薦めします。