ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「人間の本性は悪、かもしれない。けれども…。」【書店員レビュー】 レビュー トーハン e-hon [レビュー] (哲学・思想) 『荀子 : 新訳 : 性悪説を基に現代人にこそ必要な「礼」と「義」を説く』 著者 守屋, 洋, 1932- 出版社 PHP研究所 ISBN 9784569817286 価格 1,045円(税込) で購入する ネット書店で購入する 書籍情報:openBD ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「人間の本性は悪、かもしれない。けれども…。」【書店員レビュー】 [レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員) 人間の本性は悪である、といういわゆる性悪説。悪である人間の本性、それをそのまま放置しておいては社会が成り立たない。悪なる本性を抑え込むには「礼」と「義」、つまり礼儀という規範が必要である…という趣旨の中国古典。分かりやすい解説と現代語訳付きです。これは2000年以上前に書かれたもの。人間って、いつの時代でも、しくじったり、やらかしたりしてしまう生き物。だから仕方ない、と諦めるのでなく。なればこそ、人として慎み深く、ていねいに、優しい心で…。そんなふうに想いを新たにして日々を生きてゆきたいものですね。 2016年4月22日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 哲学・思想 人文・思想 ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂) PHP研究所 [新訳]荀子 性悪説を基に現代人にこそ必要な「礼」と「義」を説く 守屋洋