ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「人間の本性は悪、かもしれない。けれども…。」【書店員レビュー】

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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「人間の本性は悪、かもしれない。けれども…。」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

人間の本性は悪である、といういわゆる性悪説。悪である人間の本性、それをそのまま放置しておいては社会が成り立たない。悪なる本性を抑え込むには「礼」と「義」、つまり礼儀という規範が必要である…という趣旨の中国古典。分かりやすい解説と現代語訳付きです。これは2000年以上前に書かれたもの。人間って、いつの時代でも、しくじったり、やらかしたりしてしまう生き物。だから仕方ない、と諦めるのでなく。なればこそ、人として慎み深く、ていねいに、優しい心で…。そんなふうに想いを新たにして日々を生きてゆきたいものですね。

トーハン e-hon
2016年4月22日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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