伊吉書院類家店「春の呪い 1」【書店員レビュー】

レビュー

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春の呪い 1

『春の呪い 1』

著者
小西明日翔 [著]
出版社
一迅社
ISBN
9784758031813
発売日
2016/04/25
価格
638円(税込)

伊吉書院類家店「春の呪い 1」【書店員レビュー】

[レビュアー] 伊吉書院類家店(書店員)

妹の”春”のことが大好きだった姉の”夏美”。
”春”が、その死の間際に名前を呼ぶほど好きだった、春の婚約者の”冬吾”。
春の死後、ふたりは冬吾の申し出で交際を始めることに。

冬吾と春がふたりで訪れた場所を、今度は冬吾と夏美がふたりで歩くうちに、それぞれの心にある罪悪感や苦しみ、そしてお互いへの特別な感情がじわじわとあらわになっていくというドラマチックな物語です。

1巻の最後では、亡くなった春の存在が意外な形で登場し、夏美の心をさらに揺さぶります。
2巻完結ということで、お話もテンポよく進みます。「長く続くかも?と思うと1巻目に手が出しにくいな」とお考えの方にもオススメです。

トーハン e-hon
2016年5月3日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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