『GHQが洗脳できなかった日本人の「心」』山村明義著

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『GHQが洗脳できなかった日本人の「心」』山村明義著

[レビュアー] 産経新聞社

 戦後の日本社会は政治・経済から憲法、軍事、マスコミに至るまで、大部分がGHQによって改悪されたと嘆く筆者が、その理由をつまびらかにする一方、「日本再生」へのヒントを提示する。

 GHQは日本人同士を争い合わせて弱体化させる分断支配を行い、今も「自虐と封印のシステム」にとらわれているという。

 呪縛から解き放つヒントは(1)天皇と皇室制度(2)日本語と国語(3)神道などの伝統的精神文化-という日本人が守り続けてきたものの中にあると指摘。戦後70年を経た今、日本人が自らの意思でシステムを入れ替えるべきだと訴える。(KKベストセラーズ・1050円+税)

産経新聞
2016年5月15日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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