『世界でいちばん幸せな国フィジーの世界でいちばん非常識な幸福論』
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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「何がどうなれば幸せ?」【書店員レビュー】
[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)
2014年に実施された世界65か国を対象とした世界幸福度調査。国民の93%が「幸せを実感している」という結果で1位の国、南太平洋に浮かぶ島国フィジー。そんなフィジーの国柄、国民性から幸福とは何ぞや、について考える本。ちなみに日本は件の調査で39位、幸福度58%だそうです。物質的に豊かな日本人が「幸せ!」と言えない理由は何か?
日本人の国民性と真逆、日本の常識ではありえないフィジーの人々の仰天エピソードが次から次へと出てきます。そしてそこには幸せに生きるためのヒントもたくさん。 文化や習慣の違いはもちろんある。けれども、それ故に学べそうな点もたくさんある。「所有ではなく共有」「テキトーを適当に、イイカゲンを良い加減に」「今をめいっぱい生きる」「つながりを大切にすること」…明日から、否、今日からどれか一つでも実践してみたい。