『五色の虹 満州建国大学卒業生たちの戦後』
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ブックセンターササエ（佐々栄文盛堂）「埋もれかけた歴史に光を」【書店員レビュー】
［レビュアー］ ブックセンターササエ（佐々栄文盛堂）（書店員）
満州建国大学とは。日中戦争の最中、旧満州に存在した最高学府。そこで学ぶ学生たちは日本、中国、朝鮮、ロシア、モンゴルの各民族から選び抜かれたエリート中のエリート。そんな超難関学府を卒業した彼らはいかに「戦後」を生き抜いたのか。波乱万丈という言葉で表現できないほどの過酷なそれぞれの人生。闇に埋もれかけた「歴史」に光を当てること。そしてそれを後世にしっかり記録として残す事の意味と意義について深く考えさせられます。２０１５年・第１３回開高健ノンフィクション大賞受賞作品。
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2016年6月13日 掲載
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