ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「『水木サン』の幸福哲学」【書店員レビュー】

レビュー

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ほんまにオレはアホやろか

『ほんまにオレはアホやろか』

著者
水木 しげる [著]
出版社
講談社
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784062933698
発売日
2016/04/15
価格
704円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「『水木サン』の幸福哲学」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

水木しげる自伝。紹介文には「おとぼけ自伝」とあります。常人であれば耐えられないであろう苦難の連続、そして波乱万丈の人生。なのに、その人生を語る「水木サン」の文章からは悲壮感は全く感じられません。「悲壮感はなかった。絶対に生かされる、という楽天的な信念があった。幸いなことに健康だったから、なにを食ってもうまい。」(本文一文引用)「クヨクヨする」という後ろ向きで感性的な悩みに囚われない独自の人生哲学。勉強も仕事も何だかうまいこといかない、失敗ばかり。「自分はアホなんじゃないか、もうダメかも」と、今、そう感じている貴方。(→このレビュー書いてる私もそうです)水木サンの幸福哲学に学んでみましょう 

トーハン e-hon
2016年7月5日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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