出会いサイトがあぶり出す怖い“モテ度” 『ビッグデータの残酷な現実』クリスチャン・ラダー著、矢羽野薫訳

レビュー

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク

ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実

『ハーバード数学科のデータサイエンティストが明かす ビッグデータの残酷な現実』

著者
クリスチャン・ラダー [著]/矢羽野薫 [訳]
出版社
株式会社ダイヤモンド社
ジャンル
社会科学/経済・財政・統計
ISBN
9784478022993
発売日
2016/08/05
価格
1,980円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

出会いサイトがあぶり出す怖い“モテ度” 『ビッグデータの残酷な現実』クリスチャン・ラダー著、矢羽野薫訳

[レビュアー] 産経新聞社

 恐ろしい本だ。米国最大級の出会いサイト「Okキューピッド」を運営する著者が、蓄積された膨大なデータから、交際・結婚相手を求める人間(20~50歳)の本音をあぶり出す。

 女性が自分の年齢に近い男性を求めるのに対して、男性は50歳であろうが20~24歳の女性を求める。人種(白人、黒人、アジア人、ラテン系)に対する評価では、黒人は男女とも黒人以外からはあまり評価されず、アジア人男性も他人種からの評価は低い。自己紹介でアジア人男性が最も使う言葉が「アジア人にしては背が高い」というのはどこか切ない。(ダイヤモンド社・1800円+税)

産経新聞
2016年9月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • シェア
  • ポスト
  • ブックマーク