脳科学者の著者がAI(人工知能)の学習則と自らの体験を踏まえた英語習得法を紹介する。最初に英語が下手なのは当たり前であり、毎日のように大量に英文を読み、英語を聴き、話し、書くことを習慣化し、自分の拙い部分を改めていくのが肝要と強調。このように意識的に脳に負荷をかけ続けた結果、本来は「怠け者」である脳が少しずつ進歩し、英語が身についてくるという。
習得の過程で病的なまでに完璧主義に陥りがちな日本人に警鐘を鳴らし、英語を道具として磨きながらも、むしろ何を伝えたいのかが重要だと訴えている。(ベスト新書・780円+税)
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2016年9月11日 掲載
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