『水力発電が日本を救う』竹村公太郎著 レビュー 産経新聞 [レビュー] (科学・テクノロジー) 『水力発電が日本を救う : 今あるダムで年間2兆円超の電力を増やせる』 著者 竹村, 公太郎, 1945- 出版社 東洋経済新報社 ISBN 9784492762288 価格 1,540円(税込) ネット書店で購入する 書籍情報:openBD 『水力発電が日本を救う』竹村公太郎著 [レビュアー] 産経新聞社 水力発電が日本を救う―。一見突拍子もない主張である。しかしダムを3つ建設した「水力のプロ」が、日本のエネルギー問題は、世界でもまれな「地形」と「気象」と「既存ダム」で解決できると主張すると話が違う。 著者は既存のダムを最大限活用すれば、年間2兆円超の電力を供給できると試算する。つまり国産の原料と技術だけで、有害物質を排出しない持続可能なエネルギーが手に入るという。夢のような話だ。ところが、消極的な自治体と既存の法律がその実現を妨げているという。エネルギー政策に携わる者にぜひ読んでもらいたい。(東洋経済新報社・1400円+税) 2016年9月18日 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 科学・テクノロジー 産経新聞社 東洋経済新報社 水力発電が日本を救う 竹村公太郎