『もう一つの「バルス」 -宮崎駿と『天空の城ラピュタ』の時代-』
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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「ラピュタ・30年目の真実」【書店員レビュー】
[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)
スタジオジブリ映画の大ファン、というわけではない。でも「ラピュタ」は大好き。初めて観たのが小学生の頃。それ以来、40回は観ている、いや、30回ぐらいかもれない。一時はオープニングからエンディングに至るまでの全てのセリフも覚えたほど…というのは私個人の「天空の城ラピュタ」への想い入れについて。そんな私のような「ラピュタ」ファン必読。 映画公開から30周年。スタジオジブリ創立第1作目にして会社の存亡がかかった「天空の城ラピュタ」が完成するまでの創作秘話。極限の制作現場における宮崎駿監督、ジブリスタッフらの緊迫感、「ラピュタ」完成に全てを賭けた夢や希望や情熱…それらすべてが詰まったノンフィクション。あの名シーンが生まれた背景にはこんな知られざるドラマがあった。 シータとパズー、ドーラ一家のみんな、今はどこで、どうしてるのかな…。秋の夜長にそんな事を想像してみます。