児童書　『ぼくのにゃんた』鈴木康広作

　猫の「にゃんた」はちょっと変わっている。涼しい顔でいつも何かに変身しているから。おいしい「バニャニャ」や「ドーニャツ」にもなるし、お風呂場の「ニャワー」やお父さんの「ネコタイ」にもなる。でも、ある日気づくと…。

　気鋭の現代アーティストによる初の絵本。読んだ後で、静かに寄り添ってくれる存在の大切さに思いが至る。ユーモラスで温かい少年と猫の物語。（ブロンズ新社・1200円＋税）

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