ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「読書と日本人とわたし」【書店員レビュー】

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ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)「読書と日本人とわたし」【書店員レビュー】

[レビュアー] ブックセンターササエ(佐々栄文盛堂)(書店員)

読書の秋…ですね。最近、素敵な本との出逢いはありましたか?そもそも「読書」してますか? そんな読書の秋、真っ只中にご紹介するのがこちらの一冊。本の歴史、ではありません。日本人の「読書という行為」の歴史について考察した珍しい一冊。「本はひとりで黙って読む。自発的に、たいていはじぶんの部屋で」…こんなスタイルの「読書」はいつ頃生まれたのか。(平安時代の中期らしいです)さらに、室町時代、江戸時代にはそんな「読書」スタイルがどう変化していったのか。明治、大正、昭和の時代における「読書の黄金時代」(本文より)から「活字ばなれ」による「黄金時代のおわり」に至る今の世まで。人に歴史あり、そして「読書」にも歴史あり。何故、私たち僕たちは本を読んできたのか、そして、これから先の未来の世でも本を読み続けるのか。「読書と日本人」という書名。読後には「読書と私」というふうに、本と自分との関わりを改めて考えたくなるはずです。

トーハン e-hon
2016年11月4日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

トーハン

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