『トランプショックがせまる』
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日本に警鐘を鳴らす『トランプショックがせまる 貿易戦争・核戦争の危機』日高義樹著
[レビュアー] 産経新聞社
トランプ氏を大統領に選んだアメリカの現状を分析、「アメリカという太陽」が沈んだ後の世界に備えよと日本に警鐘を鳴らす。
「プーチンは2024年には東欧、中国は2026年には台湾への本格的な侵略を始める」とのアメリカ国防総省の予測と「核兵器が利用できるのであれば使うべきだろう」というトランプ氏の発言を紹介、いつでも、どこでも核戦争が起こりうる危険な状態にあると著者は指摘。そのうえで「原爆被災という国民的な痛みの中で考えることを拒否してきた核戦略をどうするべきか、歴史的な視点に立って現実的に考え、行動すべき」と述べる。(海竜社・1600円+税)