【今週の労務書】『雇用が変わる 人材派遣とアウトソーシング―外部人材の戦略的マネジメント』

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【今週の労務書】『雇用が変わる 人材派遣とアウトソーシング―外部人材の戦略的マネジメント』

[レビュアー] 労働新聞社

外部人材の活用を推奨

 経営コンサルタントである筆者は本書で、正社員中心の人材マネジメントを転換し、あらゆる雇用形態の「人」を活かしていかなければ、企業の成長はないと考えるべきと指摘。人材派遣と、業務請負などのアウトソーシングの有効活用に焦点を当て、各形態のメリット・デメリット、活用上の留意点を解説している。

 人材派遣会社を選択する際の着目点も紹介。たとえば、特定の業種や職種、地域でのサービスに強みを持つ会社が少なくないため、会社の規模の大小やブランドに捉われず、依頼する業務内容や目的に応じて選択するよう助言している。

 外部人材の戦略的な活用を始めたい企業にはヒントが詰まった一冊。

 (水川浩之著、レクシスネクシス・ジャパン刊、TEL03-5561-3551、2500円+税)

労働新聞
2016年11月28日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

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