『再発! それでもわたしは山に登る』田部井淳子著

レビュー

3
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

再発! それでもわたしは山に登る

『再発! それでもわたしは山に登る』

著者
田部井 淳子 [著]
出版社
文藝春秋
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784163905884
発売日
2016/12/19
価格
1,512円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

『再発! それでもわたしは山に登る』田部井淳子著

[レビュアー] 産経新聞社

 「予兆はあったのだ」で始まる。先日亡くなった世界初の女性エベレスト登頂者、田部井淳子さんが、がん再発から亡くなる直前までを自身の手で記録した。

 闘病記でもあるが、驚くのは抗がん剤やガンマナイフという言葉と並んでつづられる、その間の生活ぶり。国内外の山に登り、講演をこなし、東北の高校生の富士登山プロジェクトを引っ張り…。パワフルに普通に、家族や仲間と暮らしていたのだ。亡くなる5日前には「みなさん本当にありがとう!!」と病室でメモに書いた。

 山の同志でもあった夫の政伸さんが書いた章、「淳子のこと」に落涙。(文芸春秋・1400円+税)

産経新聞
2017年1月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

  • このエントリーをはてなブックマークに追加