『旧国鉄筑肥線 そこに駅があった』  樋口庄造 著

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旧国鉄筑肥線 そこに駅があった

『旧国鉄筑肥線 そこに駅があった』

著者
樋口庄造 [著]
出版社
西日本新聞社
ジャンル
芸術・生活/写真・工芸
ISBN
9784816708985
発売日
2015/04/10
価格
2,200円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『旧国鉄筑肥線 そこに駅があった』  樋口庄造 著

[レビュアー] 西日本新聞社

 1983年3月、福岡市営地下鉄姪浜-天神間の開業に伴い、当時の国鉄筑肥線姪浜-博多間(11・7キロ)が廃止となり、筑前簑島、筑前高宮、小笹、鳥飼、西新の5駅は姿を消した。駅跡地には商業施設などがたち、線路跡は市道や遊歩道となった。

 同市南区の筑肥線沿線に生まれ育った著者は、廃線計画を知り78年から3年間にわたり駅や沿線の人々の暮らしをモノクロで撮影を続けた。
 駅構内の手書きの時刻表やポスター、布団が干されたホーム横の柵、ホームで雪合戦をする子供たち…。昭和の庶民を写した懐かしく心温まる写真集。

西日本新聞
2017年1月8日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

西日本新聞社

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