電通事件 なぜ死ぬまで働かなければならないのか [著]北健一

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電通事件 なぜ死ぬまで働かなければならないのか [著]北健一

[レビュアー] 週刊新潮

タブーとも虚像ともいわれる電通という会社の実像を明らかにしつつ、この国の個人と労働の関係を探っている。浮上するのは不条理な「当たり前」。本書の功績は、一歩踏み出そうと模索する企業も紹介し、「働き方改革」の先までを見通そうとしていることだ。

新潮社 週刊新潮
2017年3月2日号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

新潮社

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