洋食の思い出は「あこがれ」とともに

レビュー

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洋食ウキウキ

『洋食ウキウキ』

著者
今 柊二 [著]
出版社
中央公論新社
ISBN
9784121505712
価格
1,080円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

洋食の思い出は「あこがれ」とともに

[レビュアー] 図書新聞

 本書は基本的には洋食店ガイドだが、書名にすべてがあらわれている。洋食って、ウキウキするものじゃないですか。ランチョンマットとか、輝くナイフ、フォーク、スプーンとか、見たことない器に入って料理がサーブされることとか。ある種の「あこがれ」とともに、洋食(とその店)が思い出になっていることって、よくあると思う。本書で言及されていないローカル洋食店として忘れられない店がある。埼玉県・与野の「クック」。いま検索したら、まだ健在のようだ。本書を読むまでその店のことを忘れていたが、「アンサンブル」という盛り合わせとか、卓上に置いてある薬味用の容器などの写真を見ていたら、幼少期の思い出が煮えたぎるように甦った。親に連れられてではなく、今度は妻を連れて行こう。あーお腹すいた。(1・10刊、三一八頁・本体一〇〇〇円・中公新書ラクレ)

図書新聞
2017年4月1日号(3297号) 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

図書新聞

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