『何がちがう?どうちがう?似ている日本語』 佐々木瑞枝著

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似ている日本語

『似ている日本語』

著者
佐々木瑞枝 [著]
出版社
東京堂出版
ISBN
9784490209594
発売日
2017/02/10
価格
1,296円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

『何がちがう?どうちがう?似ている日本語』 佐々木瑞枝著

[レビュアー] 柳川範之(経済学者・東京大学教授)

 「あやふや」と「うやむや」はどう違うかと質問されて、即答できる人はどれだけいるだろうか。

 「あやふや」は物事がはっきりしない場合で、「うやむや」ははっきりしているけれど、意図的にごまかしている場合に使うと解説されると、ああ確かにと思う。似たような言葉なのだけれど、微妙にニュアンスが異なる言葉が日本語にはかなり多いようだ。

 また、ほぼ同じような意味のようにみえて、使い方がかなり違うものもある。たとえば「幼稚」と「未熟」。似ているようにみえるけれど、「未熟ものですが」とは言っても、「幼稚ものですが」とは言わない。

 このように微妙な違いのある日本語の言葉がイラストを用いて易しく解説されている。

 読んでいくと、自分でも実は違いをうまく把握できていないことに驚いたり、細かいニュアンスの違いを表す日本語の豊かさに改めて気づかされたりする。

 クイズ形式の記述になっているので、家族等(など)で互いに質問しながら読むと、盛り上がりながら、言葉の理解を深めるのに役立ちそうだ。(東京堂出版、1200円)

読売新聞
2017年4月30日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

読売新聞

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