俳句という他界 [著]関悦史 レビュー 新潮社 週刊新潮 [レビュー] (日本の小説・詩集) 俳句という他界 [著]関悦史 [レビュアー] 週刊新潮 日本人が人生のどこかで出会う、俳句の懐かしさ。その正体をさぐる評論集だ。俳句は、自分自身をそのままに表現するものではなく、季語などの約束事を通じて自己を他者に向けて開いていく回路である。同時代の句を正面から受け止める鮮やかな読みが印象的。 2017年6月15日号 掲載 ※この記事の内容は掲載当時のものです 週刊新潮 邑書林 俳句という他界 関悦史