【今週の労務書】『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』

レビュー

4
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生きる職場

『生きる職場』

著者
武藤 北斗 [著]
出版社
イースト・プレス
ISBN
9784781615202
価格
1,620円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

【今週の労務書】『生きる職場 小さなエビ工場の人を縛らない働き方』

[レビュアー] 労働新聞社

 「働き方」の再考を促す

 家業の食品加工会社で工場長を務める著者が始めた「出退勤時間の完全自由化」「嫌いな作業をやらないシステム」は、品質と効率を上げ、離職率と人件費を下げることに成功し、多くのメディアで話題となった。本書にはその経緯が書かれている。

 主力が時給のパート社員で、少人数の職場であるなど、こうした制度を導入しやすい環境であるのも確かである。しかし重要なのは、導入に至るまでに著者がどのような経験をし、何を考えたのかを感じ取ることで、人の「本来あるべき働き方」に再考を促される点である。

 平易な文ながら「食べ物」を扱う企業としての矜持と、それを維持するための労働者の雇用について、著者の信念が伝わってくる一冊である。

労働新聞
平成29年6月19日第3117号 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

労働新聞社

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