『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』鶴田真由著

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神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた

『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』

著者
鶴田 真由 [著]
出版社
幻冬舎
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784344031258
発売日
2017/06/08
価格
1,430円(税込)

書籍情報:JPO出版情報登録センター
※書籍情報の無断転載を禁じます

『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』鶴田真由著

[レビュアー] 産経新聞社

 伊勢神宮近くの三重県志摩市に「伊雑宮(いざわのみや)」という神社がある。イザワはヘブライ語で「神の救い」を意味する「イザヤ」に結び付き、さらに宮内の石灯籠にはユダヤのマーク「六芒星(ろくぼうせい)」が刻印されていた。また沖縄では旧約聖書の「出エジプト記」で登場する「過越(すぎごし)の祭り」に似た「島クサラシ」の風習があった…。

 仲間とともに古事記ゆかりの土地を巡った女優は、随所で「エルサレム」と出合い、導かれるようにイスラエルに向かう。日本の国生み物語と「聖書」を結ぶ古代史ミステリーの旅を軽やかな文体でつづったエッセー。(幻冬舎・1300円+税)

産経新聞
2017年7月2日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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