『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』
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『神社めぐりをしていたらエルサレムに立っていた』鶴田真由著
[レビュアー] 産経新聞社
伊勢神宮近くの三重県志摩市に「伊雑宮(いざわのみや)」という神社がある。イザワはヘブライ語で「神の救い」を意味する「イザヤ」に結び付き、さらに宮内の石灯籠にはユダヤのマーク「六芒星(ろくぼうせい)」が刻印されていた。また沖縄では旧約聖書の「出エジプト記」で登場する「過越(すぎごし)の祭り」に似た「島クサラシ」の風習があった…。
仲間とともに古事記ゆかりの土地を巡った女優は、随所で「エルサレム」と出合い、導かれるようにイスラエルに向かう。日本の国生み物語と「聖書」を結ぶ古代史ミステリーの旅を軽やかな文体でつづったエッセー。(幻冬舎・1300円+税)