福祉施設の園長から熊本県副知事に転身、その後九州初の女性知事として2期8年を務めた潮谷義子さんが、現在までの歩みを振り返った。
金太郎と呼ばれた少女時代とキリスト教入信、生涯の伴侶愛一さんと出会った学生時代。佐賀、大分両県で福祉行政に携わり、知事就任後もつねに弱者に寄り添う姿勢を貫いた潮谷さんの「すべての命を大切にする社会を実現したい」という思いの原点が語られている。
本書は2016年11月から100回にわたって西日本新聞朝刊に連載された聞き書きに加筆、修正したもの。
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2017年7月9日 掲載
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