もし、ジャーナリズムが滅びたら……

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国民のしつけ方

『国民のしつけ方』

著者
斎藤 貴男 [著]
出版社
集英社インターナショナル
ジャンル
社会科学/政治-含む国防軍事
ISBN
9784797680102
発売日
2017/06/07
価格
799円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

もし、ジャーナリズムが滅びたら……

[レビュアー] 図書新聞

 もうタイトルだけで「一本」、お腹いっぱいである。国民のしつけ方、では、しつけるのは誰か。「メディア」が、少なくともその役割を担っているのではないか、というのが本書の論旨である。時間のない人は本書第四章「あるべき姿への道」から読んでみてほしい。著者が日本のジャーナリズムに対して六つの試案を提示している。もっと時間のない人は、「あとがきに代えて」だけでもいいから目を通してほしい。ここで読めるのは著者による「職業としてのジャーナリズム」論である。もしジャーナリズムが滅びたら、「人権など夢のまた夢だ」。現段階でも、人権とおサラバしたい政党が与党なのだから、状況は相当に深刻、危機の常態化である。では、どうしたらいいか……。実践あるのみ、と気を引き締める。(6・12刊、二二二頁・本体七四〇円・インターナショナル新書)

図書新聞
2017年8月19日号(3316号) 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

図書新聞

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