『極秘司令 皇統護持作戦 我ら、死よりも重き任務に奉ず』
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『極秘司令 皇統護持作戦』将口泰浩著
[レビュアー] 産経新聞社
GHQは日本の国体にどのような掣肘(せいちゅう)を加えるのか。それは敗戦を迎えた日本にとって最も重要な関心事であり、懸念であった。本書は、玉音放送直後から8年間におよんだ、海軍の知られざる極秘作戦の全貌に迫る。
天皇陛下の身に危機が迫る最悪の事態に備え、天皇家の血脈を護(まも)るため、GHQから若宮様を匿(かくま)い続けよ-。
その困難な作戦は、本田稔ら多数の撃墜王を擁した海軍第三四三航空隊、通称・剣部隊の精鋭24人に託された。身命を賭(と)す彼らの姿は熱く、感動的だ。日本とは、国家とは。本書はその答えでもある。(徳間書店・1600円+税)