『わかっちゃいるけど、ギャンブル! ひりひり賭け事アンソロジー』

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ひりひり賭け事アンソロジー わかっちゃいるけど、ギャンブル!

『ひりひり賭け事アンソロジー わかっちゃいるけど、ギャンブル!』

著者
ちくま文庫編集部 [編集]
出版社
筑摩書房
ジャンル
文学/日本文学、評論、随筆、その他
ISBN
9784480434753
発売日
2017/10/05
価格
886円(税込)

書籍情報:版元ドットコム

『わかっちゃいるけど、ギャンブル! ひりひり賭け事アンソロジー』

[レビュアー] 産経新聞社

 宇野千代は夫・尾崎士郎の夕食を作らず(何度も)マージャンにのめりこんだと告白し、五木寛之は生活保護を受けつつも車券・馬券を買う権利があると唱える。作家ら38人がギャンブルへの愛を記したエッセーを集めた。

 マカオのサイコロ賭博に興じた北杜夫は「今度こそあの賭博場をつぶしてやりたい」と息巻くが、各地で遊んだ柴田錬三郎は「未だかつてカジノを破滅させたギャンブラーは一人もいない」と断じる。つまり、負けた話題ばかり。

 チンチロリンの勝ち方を聞かれた色川武大は「ツイているときだけやりなさい」。わかっちゃいるけど…。(ちくま文庫編集部編/ちくま文庫820円+税)

産経新聞
2017年11月19日 掲載
※この記事の内容は掲載当時のものです

産経新聞社

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